2016年4月7日

Ole Børud / Keep Movin (2011)

川平慈英・・・でもなく、
今流行りのショーンK・・・でもなく・・・
ここ10年のAORシーンではもはや重鎮感すら漂う、オーレ・ブールドの2011年作。
ソロ3作目だったかな。

前作『Shakin The Ground』(2008)では、タイトル曲のPagesっぷりにシビレたものの、かなり広い音楽的振れ幅もあって、ハート鷲掴みまでは行かなかったのですが・・・
(オーレはゴスペルファミリー生まれ、ソウル/ファンク/AOR育ち、デスメタルバンド在籍経験アリ。)

この『Keep Movin』は発売当初からタワレコでプッシュされていて、試聴機の再生ボタンを押すと、1曲目から全開なAOR節にノックアウト。
そのまま買っちゃいました。

後から知ったのですが、このアルバム、日本版を出すにあたって曲順が変更されていて、その作戦にまんまと引っかかったわけでした。

というわけで、そんなAOR界の希望の星なアルバムの紹介。
と言っても、AORファンならみんなチェック済みか(笑)
(★がオススメ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

★ 1. Step Into Light
★ 2. She’s Like No Other
★ 3. Broken People
  4. Heaven Is On Myside
★ 5. Keep Movin
★★6. Resting Day
  7. High Time
★★8. Souls In Chains
  9. Make A Change
  10. Awaiting Your Reply
  11. Rock Steady


「Resting Day」

超絶お気に入り曲その1。
スティーリー・ダンやペイジスのマナーなテンションコードを多用しつつ、純粋に心を打たれる極上ポップスに仕上がってます。
サビが意外とシンプルなのが決め手なのかな。


「Souls In Chains」

超絶お気に入り曲その2。
キメキメ有り、7拍子有りのプログレフュージョン風でしょうか。
ペイジスでもとりわけ「O.C.O.E.」とかが好きな人(僕)には堪らない一曲。
サックスのソロもすごくかっこいいな。


「She’s Like No Other」

お母さんへの感謝を歌った泣ける曲。
この人のハイトーンはボーカリストとしても凄いと思います。
個人的に好きなのは、ラスサビの最後(3:50)の、Db/Bという分数コードに、あえてぶつかるGbのメロディーを乗っけてるとこ。
コード云々よりもメロディーをちゃんと大事にしてるんだな〜というコダワリが垣間見れる気がします。


「Broken People」

シンセの心地よい音色にウットリしていると、所々ペイジス風なマニアックなコードを挟んできて、ニヤっとさせられます。
AメロではキーがDbとDを半音で行き来しているのに、自然な仕上がりで全然気にならないですね。


「Step Into My Light」

これが1曲目ということで日本の人たちはすっかり慣れてるけど、元々は10曲目にあったみたい。
1曲目以外ないでしょ!っていうアゲアゲな曲調。
曲順変更作戦大成功ですよね。金澤さんのしてやったりな顔が浮かびます(笑)


「Keep Movin」

僕の脳内ではルカサーがギターを弾いているものとして処理されます。
それにしても、王道AOR〜SD/Pages〜産業ロック風まで、押さえるところを押さえてくる姿勢は勉強になります。なんの勉強かは分かりませんが(笑)

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んな感じで、AOR全開なアルバムでしたが、2014年の次作『Stepping Up』ではオーレの中のSD/Pages的な志向を掘り下げた感じになっていて、キャッチーさでは『Keep Movin』に劣るけれど、マニアック度は凝縮されていて激オススメです。

さらにこの人、ライブでのパフォーマンスもハンパ無くて、
ピッチの良さは、僕が今までライブで見たアーティストの中でもピカイチでした。
ライブでお客さんが盛り上がってくると、オーレはPagesの曲を演ったりします。
僕が行った時は「O.C.O.E. (Official Cat Of The Eighties)」「Keep on Movin'」あたりをやってたような。
これも嬉しいサプライズ(定番と化していますが)ですよね。

また見に行きたいな。次の来日、まだかな〜。
ということで、ではでは。


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