2016年3月12日

Lee Ritenour / The Captain's Journey (1978)


「Crossover & Fusion 1000」シリーズで1000円再発される中から、リトナーの『Captain Fingers』を選ぼうと思ったんだけど、、、
自分が中学生の時にはじめて触れたフュージョンのアルバムのひとつ、ということで、1978年の『The Captain's Journey』について書くことにしました。

やっぱり、アルバム単位だとリトナーはコレが一番好きかな。
『Rit』と『Rit 2』のエリック・タッグの歌モノも外せなくて、いつも悩むんだけど。

中学当時は、
「よくわかんない転調で軽く裏切られるのが何だか気持ち良いなぁ」
とか、
「このよく出てくるコード、何だろう?浮遊感があっていいなぁ」
とか思って、よく聴いていました。
(後になってそれは分数コードなるものだ、と判るのですが笑)

今じっくり聴きなおしてみると、
まず耳に飛び込んでくる、スティーブ・ガッドの脂ノリノリのプレイ、エイブ・ラボリエルのうねるベースや、
細かいところのコード使いの緻密さ、オーケストレーションの美しさ、などなど・・・
やっぱり、いつになっても発見のある、これぞ名盤ですね。

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僕が特に好きなのは★印の曲。

 1. The Captains's Journey
★∟Part I: The Calm
 ∟Part II: The Storm
 2. Morning Glory
★3. Sugerloaf Express
 4. Matchmakers
 5. What Do You Want?
★6. That's Enough For Me
★7. Etude


「Sugerloaf Express」

アルバムのなかでも、中学の時に「転調ってオモシロイな〜」と感じて、聴きまくったのは「Sugerloaf Express」。
昔DTMでコピーしたような記憶があります(笑)


「That's Enough For Me」

これも昔は「メロウで気持ち良いな〜」くらいで、なんとなく、特にイントロが好きだっただけなのですが、
改めてよく聴いてみると、
イントロ2巡目の
Gmaj7→F#m7→Bm7→Em7→G/A→Dmaj7 の後の「F#maj7/G#→G#7(9,13)」という進行に、「普通ここはG#7(-9)とかだろ!」とか思って、ニヤっとヤラれてしまったり、
同じくイントロ3巡目の、最後のさっきと同じ場所が今度は「F#7(-9,13)」になって更にニンマリ、
んで、最後4巡目は分数コードの平行移動になっていて、「これぞフュージョン!」とか思ったり。
毎回フレーズの終わりのコードが少しずつ変化していて、そんなところに注目していると深い沼にハマってしまいそうになります。
要するに大好きということです。

そういえば、パティ・オースティンのバージョンもありましたね。
個人的な感想だけど、
歌のパートがイントロに負けてるくらい、秀逸なイントロなんだなぁ、と思いました。
もちろんパティ・オースティンも大好きですよ!


「Etude」
最後の曲。
1つ前の「That's Enough For Me」からの2曲の流れが本当に大好きで、いつもウットリしてます。
ジョアン・ジルベルトの『Amoroso』とか、ジョビンの『Terra Brasilis』とかに近い雰囲気やコード使いがあって(つまりクラウス・オガーマンっぽいってことですかね・・・)、
要するに大好きということです。
こういうことをするのは、デイヴ・グルージンの仕業?

あと、ボサノバ調なのに3拍子っていうのが地味に面白いです。


「The Captains's Journey」

特に前半部分「Part I: The Calm」を最近はじっくり聴いてます。
中学の時はプレイヤーといえばジェフ・ポーカロとラリー・カールトンばっかり聴き漁ってたので、この曲の演奏陣をよく聴いたりしなかったのですが(なんと愚か!)、
今聴くとやばいですよね。スティーヴ・ガッドとエイブ・ラボリエル。
中毒性ありすぎです。

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スティーリーダン信者としては、「Deacon Blues」でちょろっとアコギを弾いていたり、「Peg」のソロでボツを食らっていたリトナーよりも、大車輪のラリーカールトン贔屓になってしまいがちなのですが、
音楽家としてはどちらも甲乙つけ難いくらい偉大ですよね。

最近この『Captains's Journey』のレコードを買って、またじっくり聴いているので、まだまだ発見がありそうな気がします。

それにしてもこの年代のフュージョンのレコードが安くて、ありがたいこと(笑)
家に大量に蓄えたくなってしまいます。

ちなみに、『The Captain's Journey』はソニーではなくてワーナーですが、
同じような再発企画中なので、こちらも1000円で買えちゃいます。
ということは、今リトナーの名盤群はほとんど全部1000円ってことですね。
なんておトクなんだ。

ということで、
ではでは。

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