2015年12月1日

The Dukes (Bugatti And Musker) / The Dukes (Bugatti And Musker) (1982)

今日はコレ。ドミニク・ブガッティとフランク・マスカーというイギリスの作曲家コンビによる1982年のAORアルバム。プロデュースは故アリフ・マーディン。

エア・サプライやチャカ・カーン、シーナ・イーストンなどの作品でも2人の名前を見ることができる、実力派なソングライターユニット、という感じですね。

アリフ・マーディンのパワーによるものなのか、参加ミュージシャンの面子も結構すごい。
Jeff Porcaro, John Robinson, Abe Laboriel, Will Lee, Carlos Rios, Paul Jackson Jr., Steve Lukather, David Williams, Randy Brecker, Larry Williams, Robbie Buchanan, Richard Tee, Paulinho Da Costa, Steve Forman, Mark Stevens(←チャカ・カーンの弟)
などなど。。。

僕が気に入っている曲は、このへん。(★)
★01. Mystery Girl
★02. Survivor
 03. Thank You For The Party
★04. Memories
 05. Excitement Of The New
 06. Love Dance
 07. Soul Mates
★08. So Much In Love
 09. Fate
 10. Nite Music


「Mystery Girl」
AORの有名曲。シンセの音とジェフ・ポーカロのドラミングがツボです。


「Survivor」
こういう3連系のAORも好物です。
Finis Hendersonの「Lovers」とか、The Doobie Brothersの「Minute By Minute」とかネ。


「Memories」
一転してバラード。シンプルで捻りはないけど、随所に凝ったアレンジが施されていてナイス!


「So Much In Love」
シーナ・イーストンのアルバムでも聴ける曲。
エレピのピッチの揺らぎが気持ち良いんです。


9曲目の「Fate」は、チャカ・カーンも歌ってる曲ですネ。
あと、アルバム未収録の「My Simple Heart」という曲も、なかなか。

「My Simple Heart」



このCDのことをブログに書こうと思って棚からCDを出してきて、ライナーに目を通してみたんだけど、金澤さんの解説の情報量がすごい。(笑)
The Dukesの2人の活動遍歴や、他アーティストへの提供曲などが網羅されてて、やっぱりここまで書かれると少々高くても日本盤を買う価値ってあるよな〜、と思いました。
Discogsとか見てるだけでは集まらない量の情報で、どうやって調べてるんだか。。。

たま〜に、「僕は◯◯◯と知り合いで〜」とか、そんな自慢話要らねえよ!っていうライナーばっかり書く人って居るけど、
これは初心忘れるべからず!のお手本的なライナーノーツだなぁ、と。
リスナーが解説に求める情報のニーズとちゃんと一致してるよな〜。
偉そうにも、そんなことを思いました。

ライナーには載ってなかったけど、Frank Musker/Michael Sembello作によるRandy Crawfordの「Living On The Outside」という曲、これがまた不思議な曲で、僕はすごく好きです。(『Nightline』(1983)に収録。)

「Living On The Outside」


あとは、Dennis Matkosky/Frank Musker/Michael Sembello作によるStevie Woodsの「Make Up, Break Up」という曲も、けっこう良いですヨ。(『Attitude』(1983)収録。)

「Make Up, Break Up」


どうでしたでしょうか・・・?



〜おまけ:利きポーカロコーナー〜

上の参加メンツに書いたけど、このアルバムのドラマーはジェフ・ポーカロとジョン・ロビンソン、曲ごとのクレジットは無し。
ということで、利きポーカロのお時間。
大分マニアックなので、ここからは実際にCDを聴きながら読む、または読まないことをオススメします。(笑)
(「利きポーカロってなんぞや!」という方は、コチラの記事の下のほうを参照してくださいね。)

毎度おなじみ「ポーカロ本 」でもジェフが叩いた曲の予想をしていますが、これがまた僕の予想と大分違っていました。
同じように、Jeff's Worldというファンサイトでもジェフ参加曲の予想をしている方が居たので、それも併せて以下に各予想をまとめてみました。(勝手に載っけてすみません。。。)

ジェフが⚪︎、ジェフでない(=ジョンロビ)が×印です。

 (自分の予想/ポーカロ本/Jeff's World)
01 ⚪︎/⚪︎/⚪︎
02 ⚪︎/⚪︎/⚪︎
03 ×/×/⚪︎
04 ⚪︎/⚪︎/⚪︎
05 ⚪︎/×/⚪︎
06 ⚪︎/×/⚪︎
07 ⚪︎/⚪︎/⚪︎
08 ×/⚪︎/⚪︎
09 ×/⚪︎/×
10 ⚪︎/⚪︎/×

3者の意見が一致した1,2,4,7曲目はジェフで間違いないでしょう。
ということで、意見の割れた3,5,6,8,9,10曲目について、よ〜く聴いて考察してみることにします。

(こんなことして需要あるのか・・・?という思いがふと頭をよぎりましたが、気にせず続けます。)

3曲目「Thank You For The Party」
・・・ジェフにしてはハイハットのクローズ〜オープンまでのニュアンスのバリエーションが少なく、かっちりし過ぎていると思います。音色も、ジェフ愛用のPaiste Formula 602 Heavy Hi-Hatの高域とはちょっと違うかなあ。
スネアの余韻も金属シェルっぽくて、この年代のジェフではほとんど聴いたことのない音です。80年代後半はパールのフリーフローティングのピッコロブラススネアを多用しますが、82年ではまだ使ってないはずです。
ジョンロビに一票。

5曲目「Excitement Of The New」
・・・ポーカロ本ではジョンロビ予想ですが、この8ビートのノリはジェフだと思うんです。言葉で説明するのは難しいけど、8分音符の2個目と4個目のハイハットが少し前に走っていて、逆に3個目のスネアのバックビートが後ろにもたっている感じ。
「タタドン」のフィルインも全体的に音が詰まっていて(出だしの「タ」がもたり、終わりの「ドン」が走っている)、次の小節頭のクラッシュとの間隔が長くなって、タメができているように感じるのがジェフの癖だと思います。
ジェフに一票。

(もう何言ってるか分からん状態だと思いますが、めげずに続けます・・・)。

6曲目「Love Dance」
・・・これもポーカロ本のみジョンロビ予想です。ジェフのやらなさそうなフィルインがあったりしますが、5曲目と同じくノリの癖がジェフらしいです。
このジェフ独特のノリの分かりやすい例を出すとすれば、Brenda Russellの「Love Life」とかが、まさにテンポもリズムも似た感じです。
ということで、ジェフに一票。

8曲目「So Much In Love」
・・・フィルインのチョイスはジェフっぽいですが、このテンポの16ビートだったら、ジェフはまず間違いなく片手でハイハットを刻むでしょう。
ハイハットのニュアンスもジェフにしては固すぎると思います。
僕だけ意見が違ってちょっと怖いですが、、、
ジョンロビに一票。

9曲目「Fate」
・・・3曲目とドラムセットの音色が同じだと思われます。理由も3曲目と同様です。
ジョンロビに一票。

10曲目「Nite Music」
・・・これは誰が何と言おうがジェフです。ジェフがたま〜に発動する、両手16ビートのテンプレパターンです。僕はこのジェフ両手16ビートがすごく好きです。
Leon Ware「Can I Touch You There」

とか、
Jakob Magnusson「Lifesaver」
このへんでも聴けますね。
スネアの直前の16分音符のハイハットにアクセントがついたり、スネアの直後のハイハットが3連16分や32分音符になったりする手癖があります。
ジェフに100票。


こんな感じで、僕の予想は3,8,9曲目がジョン・ロビンソン、それ以外の7曲がジェフのプレイ、という感じでした。
利きポーカロに関しては、少なくともポーカロ本よりは正確にできる気がしますが、あんまり偉そうなことを書いていて、どこかから曲ごとのクレジットが発掘された時恥かいたらヤバいので、ほどほどにしておきます。。。

あくまで僕の勝手な予想ですよ!絶対外れてるし!
あんまり真に受けないでください。(段々自信無くなってきた人)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということで、大分長々とおまけばっかり書いてしまいましたが、、、
爆発的に良いアルバム、という程ではないけど、AOR好きなら持っておきたい名盤ですよね。
ライナーはちゃんと読んだ方がいいと再認識させられたアルバムでした。


ではでは。



0 件のコメント:

コメントを投稿