2015年11月17日

John Valenti / Anything You Want (1976)

この前はスティーリー(ダン)フォロワーの記事を書いたので、今日はスティーヴィー(ワンダー)フォロワーのアルバムを。
この『Anything You Want』は、「Puzzle」というモータウンのバンドでドラムとヴォーカルをやっていた、本名ジョン・リヴィグニさんの1stソロアルバム。(一時は死亡説が流れたりしたけど、生きているらしいです。笑)

これ、CDになるまでは相当なレア盤で、CD化された時はすごい反響だったそう。
それもそのはず、内容は申し分なくて、その上スティーヴィー・ワンダーそっくりという面白い名盤です。

内容の良さは、金澤寿和さんのライトメロウ本で、他のAOR名盤を押しのけてド真ん中に鎮座していることからも分かる、かな(笑)

 ↓コレ。



そして、スティーヴィー・フォロワー度の方は、、、
予備知識ナシでこのアルバムを聴いたら、ほとんどの人がスティーヴィー本人の作品と間違えるんじゃないかなあ、と思うくらいクリソツです。

曲調や声質もだけど、細かい歌い回しまでソックリで、「Yeah!」とか「Baby!」とか言ってるのを聴くと思わずニヤニヤしちゃいます。

きっと、聴いてるうちに顔を8の字に振りたくなっちゃうと思いますヨ。
(スティーヴィーを聴くとき、顔を振りながら口ずさんじゃう人、地味〜に多いんじゃないでしょうか?)

サウンドは本家スティーヴィーで言うと、3部作(『Talking Book』『Innervisions』『Fulfillingness' First Finale』)の頃の感じに近いかな。

このベトナム戦争期(?)の頃のスティーヴィーの作風はかなり暗めで大好きなのですが、「この時期のサウンドで明るいスティーヴィーを聴きたい!」
という僕のわがままな需要を満たしてくれるハッピーなアルバムが、John Valenti『Anything You Want』です!

メンツも、ディーン・パークス、エド・グリーン、ジム・ゴードン、ジェイ・グレイドン(Jay Gradenと誤植されてますw)なんかが居るので、そういった楽しみ方もできるハイスペックアルバムですね。

前置きが長くなっちゃいましたが聴きましょう!
(★がオススメ。)

★  1. Anything You Want
★  2. Was It Something I Said
★  3. I Wrote This Song For You
★  4. Morning Song
★  5. Time After Time
★  6. Why Don't We Fall In Love
   7. Higher And Higher
   8. Save Me
   9. The Day After You
★10. I Love Her Too
 11. That's The Way Life Goes

とりあえず、名曲2つ「Why Don't We Fall In Love」と「Anything You Want」でノックアウト。

「Why Don't We Fall In Love」
単語の語尾に顔(首)でビブラートをかけている感じ、そっくりすぎて笑えます。
「Baby!」じゃねえよ、バカ!

「Anything You Want」
こちらも、「Anything You Want〜ッツッ!」とか言ってて、このアルバム買って1曲目のこれを再生して、笑いが止まらなくなったのを思い出しました。
コブシも似てるし、芸が細かすぎます先輩!



他も良い曲揃い♪

「Was It Something I Said」


「Time After Time」


「Morning Song」


「I Wrote This Song For You」を貼りたかったのですがYoutubeに無かったので諦めます。。。



余談ですが、、、

・「Anything You Want」は曲全体のピッチ(音程)がジャストよりも25セントくらい高い(半音=100セントなので1/4半音ずれてる、という感じです)
・「Why Don't We Fall In Love」に至ってはGとAbのちょうど間のキー(50セント=半音の半分ずれてる)になっていて、曲に合わせて鍵盤を弾いてみると、めちゃくちゃ気持ち悪いです。
・「That's The Way Life Goes」もジャストより25セントくらい低い

ということに気づきました。

こういうピッチのズレって他にも結構あって、Bobby Caldwellの「What You Won't Do For Love」なんかも、原曲を掛けながら鍵盤を弾いてみるとどれだけピッチがずれてるか分かって面白いですヨ。
ポリスの「Roxanne」も、オリジナルアルバム(『Outlandos d'Amour』)のバージョンだとイントロだけピッチが低くヨレてますね〜(ベスト盤だと修正されてます)

この原因って何なんだろう、と最近考えているのですが、

・このCDの音源はLP起こしらしいのですが、LPから起こした時にズレたのか
・そもそも録音時のテープレコーダーの回転数がずれていたのか
・原盤カッティングの際のテープ回転数がずれていたのか

アルバム全体ではなく曲単位でピッチがずれているということは、録音時のテープ回転数の問題なのかなあ、と思ったり。

このピッチズレ現象、1970年代以前の音源でよく見かける気がします。
1980年代以降の音源では聴いたことないような。
ということは、やっぱりアナログレコーディングの場合だけに起こる問題なのかな?
やったことないので全然分かりませんが。

まあ、そんなのどうでもいいくらい良いアルバムなので気にせず聴きましょう
(こんなこと気にしてるの俺だけか・・・)
ちなみに、僕は移動ドの絶対音感(これは話すと長いから省略・・・)なので、こういうズレに気づきはするけど気持ち悪くはならず、ノリノリで聴けます(笑)

というクソどうでもいい余談でした。



個人的には、フリーソウル系AORはこの『Anything You Want』と、Eric Tagg『Rendez-Vous』をまずはおさえておけば間違いナイ!と思います。
Eric Taggもスティーヴィーの影響は大きいし、自分の中ではこの2枚がセットな感じ、ありますね〜。

もともとLPの値段がすごかったらしいし、10年後このCDも廃盤ですごい値段ついてたりしてね。。。
こういう良いモノは定着していつでも何年後でも、普通に買えるようになってほしいものですネ。


ではでは。




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