2015年11月12日

Fra Lippo Lippi / Light and Shade (1987)

最近は1980年代後半の音の質感が好きで、このFra Lippo Lippiという変わった名前のバンドと、Prefab Sproutなんかをよく聴いています。
『Light and Shade』はFra Lippo Lippiの1987年発表の4thアルバム。

先日の記事にも書いたのですが、この時代に「スティーリー・ダン・シンドローム」という括られ方をするイギリス周辺のロックバンドがいくつかあって、Fra Lippo Lippi(ノルウェーのバンド)もその仲間の1つに数えられたりします。

本人達の音楽的な影響というよりも、このアルバムをスティーリー・ダンのウォルター・ベッカーがプロデュースしているのが大きな理由でしょうね。
なので、時折スティーリー・ダンのエッセンスを感じることができたりして、個人的にはFra Lippo Lippiの中でも一番ポップで楽しめるアルバムになってます。全作聴いたわけではないですけど。

ベッカープロデュースの下、LAでレコーディングしたそうですが、そうなると土地と人脈上、大量のドーピングが行われているワケです。

Bass – Rune Kristoffersen
Coordinator [Production Coordination] – Ivy Skoff
Design [At Poeform / Stockholm] – Kent Nyberg
Engineer [Assistant] – Russell Bracher
Engineer, Mixed By – Roger Nichols
Mastered By – Bob Ludwig
Musician [Additional] – Abe Laboriel, Carlos Vega, Claude Pepper, Dean Parks, Jeff Porcaro, Jimmy Haslip, James Johnson, Leroy Clouden, Mark Isham, Mark Morgan, Paulinho da Costa, Robbie Buchanan, Tim Weston, Tom Scott, Walter Becker
Photography By – Michael Trevillion
Producer – Walter Becker
Vocals, Grand Piano – Per Øystein Sørensen

ピンクがドーピング枠ですね。忌々しいイメージの色で書いてみました。
何が「Additional」だよw


というわけで、気に入っている曲はこのへん(★マーク)。
★  1. Angel
   2. Freedom
★  3. Don't Take Away That Light
★  4. Beauty And Madness
★  5. Home
★  6. Light And Shade
   7. Some People
   8. Crazy Wisdom
   9. Stardust Motel
 10. Indifference



「Angel」
コード進行はシンプルですが、ルートに対して6度のメロディーが多用されてるところはスティーリー・ダン風ですね。


「Don't Take Away That Light」
ベースが「ゥウッ!」と入ってきた瞬間にAbe Laborielの顔が浮かびました。


「Beauty And Madness」
不思議なバラード。かなり好きです。


「Home」
ドラムばっかり聴いちゃいます。。。禁断症状でしょうね。


「Light And Shade」
これがアルバムで一番好きです。
ドラムの質感は、Totoの「The Seventh One」とか小田和正「K. ODA」に近いと思いました。



〜おまけ「利きポーカロ」コーナー


アルバムのクレジットに僕のフェイバリット・ドラマー、ジェフ・ポーカロを含めた2人以上のドラマーが載っているものの、曲ごとにどのドラマーが参加しているかが明記されていない作品、というのが世の中には結構な数あります。

最近出た「ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事 レビュー&奏法解説でグルーヴの秘密を探る」(以下「ポーカロ本」)という本には、アルバム単位でジェフが参加した作品がほぼ網羅されていますが(めっちゃ便利!)、
曲ごとのクレジットの無いアルバムについては、著者の方々が実際に作品を聴いて参加曲を予想をしている、、、のですが、これが僕的にはかなり精度の低いものに思えてしまうのです。。。(著者の方々、スミマセン!)

同様の方法でジェフの参加予想をしているブログもいくつか見たことがあるのですが、「ウンウン」と頷けたり、「???」となってしまったりすることがあるので、自分で勝手にジェフ参加予想をしてみよう!というコーナーです。

アルバムを持っている方、聴きながら読んでみてくださいネ。
興味のある方だけしばしお付き合いください(笑)

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『Light and Shade』に載っているドラマーはCarlos VegaとJeff Porcaro。
いきなりの難問です。音色や力感に違いがあるものの、フィルインのフレーズ選びが似ていて、片手16ビートも多用するこの2人、非常に判別しづらいことがあります。
他の難問はMike Baird, Ed Greeneあたり。

『Light and Shade』の僕的参加予想はズバリ、4曲目「Beauty And Madness」5曲目「Home」6曲目「Light And Shade」の3曲。
5,6曲目は割と分かりやすくて、最初はこの2曲だけかと思ったのですが、4曲目「Beauty And Madness」も地味なプレイだけどジェフっぽいですね。Totoの「I Won't Hold You Back」とかに近いニュアンスかなあ。



他の曲はCarlos Vegaとドラムマシンを使い分けて作られていると思います。ワンショットサンプル的な使い方で、他の曲にジェフが参加したりしている可能性も無くはないですが、「ドラマー」としての参加は4,5,6曲目かな、というのが僕の予想でした。(あくまで予想なので事実に基づくものではないですヨ。)

ちなみに、ポーカロ本での予想は5曲目「Home」と7曲目「Some People」となってました。結構違ってますね〜。。。
7曲目はハイハットのニュアンスがワンパターン過ぎるし、
小節頭のクラッシュシンバルを叩いているところと同時にハイハットも鳴っている(=物理的に人間だと叩けない)し、タムのフィルイン中もハイハット鳴りっぱなしだし(これも人間だと手が3本必要ですね)、、、カルロス・ヴェガどころか、マシンでしょ、これは(笑)
ポーカロだとしても素材を提供して切り貼り、だと思いますよ〜。

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というワケで、このコーナーを始めたいが為に取り上げたアルバムでした。(笑)
もちろん作品としてもオススメですよ〜

ではでは。



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