2015年10月20日

Jakob Magnusson / Jack Magnet (1981)

アイスランド人のキーボーディスト、ヤコブ・マグヌッソンによる1981年発表の2枚目(3枚目?)のアルバム。
ペイジス(絶賛マイブーム中)やスティーリー・ダンが随所にチラつく変態系AORです。このへんが好きな人なら間違いなく気に入ると思います。

どちらかといえばPagesテイストが強いかな。
僕もAORで5本の指に入るくらいよく聴きました。
ちょっと風変わりなコード使いが面白くて、採譜してみたりもしました。
役に立っているのかどうかは分かりませんが(笑)

このアルバム、もともとは知る人ぞ知る激レア盤で、金澤さんのライトメロウ本で取り上げられ、そして奇跡のCD化、という流れだったそうです。

僕はそんな苦労も知らず、AORのコンピにこのアルバムから「From Now On」という曲が入っていて気に入り、「うーん、とりあえず聴いてみるか〜」みたいな感じで、何のありがたみも感じず、普通に買いました。すいません(笑)

今は在庫も切れて、かなりの値段がついてます。早く買っておいてよかった〜。
レアだとかレアじゃないとかではなく、こういう純粋に良いものはいつでも手軽にアクセスできるようになってほしいものですね。。。
そういう意味ではデジタル配信とかも歓迎です。個人的には。
廃盤よりはマシです!

んで、参加ミュージシャンは
Jeff Porcaro, Vinnie Colaiuta, Neil Stubenhaus, Abe Laboriel, Carlos Rios, Stanley Clarke, Victor Feldman, Tom Scott, Jerry Hey, Larry Williams, Freddie Hubbard, Alex Acuna, Steve Forman, Patrick Hendersonなどなど。
作家陣にはJay GraydonやペイジスのRichard Page, Steve Geogeも居ます。超豪華^^

ビル・チャンプリン、トム・スコット、シーウインド・ホーンズ、ヴィクター・フェルドマン、カルロス・リオス、スティーヴ・フォアマンなどは前作のインスト『Special Treatment』(1979)からの引き続き参加組ですね。

このメンツの割には演奏と録音がキッチリしすぎていなくて、適度に粗い感じがまた良いです。ボーカルもヘタウマの部類かな。

アルバムの前半は歌物のAOR、後半はインスト主体のフュージョンになっています。
Lee Ritenour『Rit』みたいですね。

オススメは、
  1曲目「Meet Me After Midnight」
  2曲目「Movies」
  3曲目「From Now On」
  4曲目「Old Jack Magnet」
  5曲目「Passion Fruit」
10曲目「Distant Mountains」
11曲目「Lifesaver」
あたりです。多過ぎ。ほぼ全部じゃん(笑)
それくらい好きで、オススメです。
Youtubeに上がっているものは可能な限り貼っていきますね。


1曲目「Meet Me After Midnight」
しょっぱなからカッコイイです。
個人的には、シンセソロの入り(1:46くらい)がすごく好きです。


2曲目「Movies」
イントロ〜Aメロのバッキングのフレーズの間の取り方がスティーリー・ダンっぽくて好きです。


3曲目「From Now On」
Jay Graydon / Richard Page / Steve George / Bob Burchman / Valgeir Guojonsson作。
ナイスな王道AORチューン、と思いきや・・・
サビの3つ目のコード「D/C」がキモいです。普通このメロディだったらCdim7とかD9になるはずなのに。。。
そしてキーボードソロもカッコイイです。他の曲もそうですが、ヤコブ・マグヌッソンのソロの音選びが面白いです。僕は鍵盤弾きではないけど。
やたらとアッパー・ストラクチャー・トライアドの上部分のトライアドを強調して不思議な浮遊感を出してきます。


4曲目「Old Jack Magnet」
この曲のドラムはヴィニー・カリウタ。曲調にドラムがハマってます。
Pagesの「O.C.O.E. (Official Cat Of The Eighties)」みたいに。
ポーカロ&カリウタの叩き分けなトコロもPagesの3rd『Pages』(1981)と共通項ですね。


10曲目「Distant Mountains」
ベースがかっこいいです。
動画がYoutubeになかったので貼れなかった5曲目の「Passion Fruit」もそうなのですが、コーラスアレンジがクレア・フィッシャーっぽくて好きです。


11曲目「Lifesaver」
ここには貼らなかった9曲目「Shell Shock」もそうなのですが、ジェフ・ポーカロにしては珍しい、両手でハイハットを叩いた16ビートが聴けます。
代名詞的な片手16ビートとは違って、面白いアクセントのつけ方や、32分音符を交えていて、こういう叩き方でもナイスグルーヴです。

ちなみに、「他にポーカロの"両手"16ビートを聴いてみたい!」
というマニアックな方は、
Leon Ware「Can I Touch You There」
Boz Scaggs「Simone」
Toto「You Got Me」
なんかを聴いてみるのがオススメです。そんな人居ないか(笑)


というワケでした。

こんな数のケツフォークが並ぶの、壮観でキモイですね。。。
ちなみに、このナンセンスなジャケは、ピンク・フロイドのアルバムジャケットで有名なヒプノシスによるもの。
まあ、これをジャケ買いすることはないでしょう(笑)


僕は次作のインストフュージョン『Time Zone』(1982年? 1986年?)もすごく好きで、CD化を待ってます。
ちなみに、こんな感じ。




ということで、長文&動画貼りまくり失礼しました。
ではでは。




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