2015年9月15日

Karen Carpenter / Karen Carpenter (1996)

AOR名盤続きで飽きてしまいそうなので、この辺で少し”変化球”なAOR(?)の紹介をしようと思います。
カーペンターズの妹 Karen Carpenterのソロ作で、1980年に発売されるハズがお蔵入りしてしまったアルバム。彼女の死後、1996年に晴れてCD化されました。

まず、これを「AOR」として括ってもよいのか?という問題。。。
サウンドの洗練度も申し分ないですし、ウンチク派のオジサマも黙る参加ミュージシャンの豪華さ。

Phil Ramone, Rod Temperton, Louis Johnson, John Robinson, David Williams, Jerry Hey, Greg Phillinganes, Michael Brecker, Steve Gadd, Bob James, Richard Tee, Rob Mounsey, Peter Cetera, Airto Moreira, Ralph McDonald...

Michael Jacksonの『Off The Wall』か!と思うくらいのメンツ。文句ないですよね。
これはもうAORでしょ!

ということで紹介します。

フィル・ラモーンのプロデュースによって、兄リチャード・カーペンターの精神治療中の期間に制作されたものの、アルバムに対する兄やA&M関係者の反応はイマイチで、最終的にカレン自身がお蔵入りさせると決めたそう。。。

でも、足りないレコーディング費用のためにカレンが私財を投入したことからも、彼女の気合の入り方が窺えます。

これ、ホントにイマイチかなあ?
いいや、素晴らしいじゃないですか!

個人的オススメは1曲目「Lovelines」・3曲目「If I Had You」・5曲目「If We Try」・10曲目「Guess I Just Lost My Head」です。


1曲目「Lovelines」
Rod Temperton作。
参加メンバーから想像した通りのフュージョン的なアプローチで、1曲目からツボに入ってしまいます。
グレッグ・フィリンゲインズのエレピソロも面白いので聴きどころです。イチオシ。


3曲目「If I Had You」
こういう曲調をカレンが歌っているというトコロが、もともとカーペンターズを好きで聴いている人にとっては新鮮だと思います。好き嫌いは別として。。。
僕は好きです。
ちなみにサックスソロはマイケル・ブレッカー。


5曲目「If We Try」
これもRod Temperton作。
素直にツボに入ってくるイイ曲です。イチオシ2。


10曲目「Guess I Just Lost My Head」
少し地味ですがこれも好き。Rob Mounseyが冴えてます。


特にRod Temperton作の1曲目「Lovelines」と5曲目「If We Try」がクオリティ的に頭一つ抜けているかな、と思いました。

アルバムを通して、アレンジからは「今までのカレンとは違ったカレンを見せよう」という意図が感じられる反面、
彼女の声質の良さ・表情の豊かさ、一人多重コーラスの美しさ などはちゃんと活かされていて、
制作陣のカーペンターズ作品に対する愛と敬意の深さ感じられると思います。

なので是非聴いてみてください♪

あと、このアルバムから
1曲目「Lovelines」、5曲目「If We Try」、3曲目「If I Had You」、6曲目「Remember When Lovin' Took All Night」
の4曲を兄リチャードがリミックスしたバージョンが収録されている、Carpenters名義でのアルバム『愛の軌跡〜ラヴラインズ』(原題:Lovelines, 1989年)もオススメですよ。

ではでは。


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